東京金融先物取引所・くりっく365とは？
くりっく３６５は、株式会社東京金融先物取引所が取扱う「取引所為替証拠金取引」です。
一般のＦＸは業者が提示する売買価格で取引が行われますが、くりっく３６５は東京金融先物取引所の主導で行われます。
くりっく３６５に参加しているＦＸ業者が、相場に対して売り買いの注文を出し、売買を成立させる取引というシステムになっています。
このくりっく３６５、及び東京金融先物取引所が誕生した背景には、日本の金融に関する法制の変化がダイレクトに関係しています。
東京金融先物取引所は1989年、金融先物取引法に基づいて設立されました。
東証などと並び東京四大取引所と呼ばれており、また日本でもっとも若い取引所でもあります。
その後1998年、外為法の改正によって外国為替取引は原則として自由になります。
それに伴い、悪徳業者や経営体力のない業者が次々に取引を拡大、一般投資家の被害が増加しました。
その状況を受け2005年、外国為替証拠金取引は金融先物取引法の対象商品となり、法規制のもとに置かれることになりました。
それと同時に、取引により透明、公正で信頼のおける場を提供するために生まれたのが外国為替証拠金取引の公設市場であり、この市場を介する取引こそがくりっく３６５という訳です。
