新株予約権
会社に新株を発行させたり、自分の持っている株式の移転をさせる権利を新株予約権といいます。
株式会社の新しい株式を特定の金額で購入できる権利の事です。
ワラントと呼ばれる事もあります。
新株引受権やストックオプションの総称として一般的に用いられています。
これまでの新株引受権の規制を緩和して出来たものです。
特定の決算日まで商品を一定の金額で買う事が出来る権利をコールオプションといいますが、これの株式に対する表現の事です。
会社役員や従業員などに会社の株式を一定の金額で買う事の出来る権利（ストックオプション）を認めます。
株価が上昇している場合、その会社の人間は最初に決められた一定の金額で株式を購入する事が出来ます。
現在株式が上昇している状態なので、その株式を売却する事で確実に利益を得る事が出来ます。
会社の業務成績の上昇を狙ったボーナスの一環としてよく用いられるものです。
このストックオプションの規制緩和で新株予約権はその魅力を大きくしたのです。
ストックオプションの付与対象者を従来の役員、従業員限定から制限無しになりました。
付与株式数や権利行使期間も制限がなくなりました。
最大の変更点は従来ワラント債に付与してしか発行できなかった新株引受権ですが、新株予約権は単独発行が出来るようになりました。
譲渡などの規制もなくなってその魅力を大きくしている新株予約権です。
